今回のコラムは、急遽予定を変更してお送りいたします

本来なら、最近の雰囲気について感じたことを書こうと思ったのですが

衝動が違うところからやってきたので、私の独断と偏見により

今回は、違う内容です

尚、雰囲気に関しては後日発表の予定です







それは突然の出逢いだった

普段、全くといって良いほど本を読まない私

コラム「生と死」にも出てきた祖母も含め、家族の中で一番といって良いほど

雑誌、漫画以外の類の本(参考書を含む)を読まない人間にとっては

センセーショナルにして必然とも言うべき出会いなのかもしれない

先日の事、兄(セカンド)に

「この本を読みなよ」

と薦められた本があった

その横にいた兄(ファースト)も

「この本は、お前にあっているよ。面白いし」

と薦められた本がある

前置きが長くて申し訳ないが、その本の名前は



すべてがFになる



と言う文庫であった

森 博嗣という作家の方が書いた本である

こんな文才のない人間が解説するのもおこがましいが、何が凄いのか

それは、文・作品が醸し出す理系の匂い

成る程、私の肌にはあっているが、ココまでのめり込ませるには何かがあり

一つは、現在に至るまでに習って来た勉強の類がトリックに使われ

それを忘れた理系の人間を嘲笑うかのように、その盲点を突いてくる

また、先ほど言ったとおり文体が理系の匂いを放っているおかげで

僕のようなハグレ理系(なんか、はぐれメタルみたいだ・・・)には

影響を多大に与えやすく、そんな猛毒を持った書物である



この文(コラム)にしてもそうなのだが、何となく理屈っぽい・・・

また、毒に遣られて話している言葉でさえ理屈っぽくなる

悪循環

理屈っぽい人間は人間味が薄れてしまい、余り好きな人種ではないのだが

自分が猛毒に遣られて、そうなりつつあるのが憎たらしい

解毒剤は皆無

なんだか、森 博嗣という人間に

「お前は、こうなるべき!」

と言われているようでならない・・・

それほど骨身に沁みる作品であり、猛毒でもある

また、面白いと感じてしまい、次の作品に手を出そうとしてしまうところを見ると

麻薬性が多分に含まれているような気がする

解説等を読むと発表から10年近く経っているにも拘らず、作品の持つ

雰囲気は色あせておらず、新鮮味さえ感じてしまう



そんな書物でございます

理系人間を知りたい人、小説と言う麻薬に遣られたい人は

この人の作品を強くお勧めします

まずは、「すべてがFになる」から!



追記

現在は初期10作品のうち、2作品が読み終わりました

1作目を読み終わったときに、コラムへの衝動が起こったのですが

2作目を読み終わったとき、その衝動は、より強いものへと変貌を遂げ

モニタを目の前に活字を打ち込んでいる次第です



森 博嗣作品と何かと肌が合わない人がいるようですが

ミステリで、ここまで僕を掴んで離さないのは滅多にありません

単純な読み方では詰まらないだろうし、頭を否が応でも使ってしまう

そんな人間はいないと思いますが、小説にしろ何にしろ紙に印刷されている

文字を辿るだけでは、理解が出来ないと思います

他のミステリ小説と比べて親切ではない、という声があると思いますが

それこそ、作者の意図とする所だと思います

素晴らしい

面白い

「最後に感想を」と言われれば、こう答えます



良い本とめぐり逢えた